![]() 「格差・貧困にノー!! 総がかり行動」 (17.2.19 日比谷野外音楽堂) |
幼児に「教育勅語」を暗誦させる 森友学園の教育と安倍首相夫妻 |
渡部秀清(千葉高退教) |
2年ぶりに、替え歌を作ってみた 元歌は『ブルー・シャトウ』 |
T.T.0552(千葉高教組市川 支部「ひょうたん島研究会」) |
(1)
この2月初めから、森友学園が大きな問題になっている。問題は端的に言えば、[1]その異常な教育内容、[2]認可と国有地払下げに関する疑惑、である。しかも、この二つは大きく関連しており、かつ安倍首相夫妻がどちらにも深く関与しているのである。大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。安倍首相ガンバレ!安倍首相ガンバレ!安保法制国会通過よかったです! |
(2)
[2]の認可と国有地払下げ疑惑に関しては、余りにも多くの問題が出てきている。この問題にいかに多くの政治家や官僚が関わっていたかがわかる。まず、2015年1月に大阪府私学審議会は、財務基盤の問題などで条件付き「認可適当」とした。当時、財務局は設置認可の見込みがなければ国有地売却の手続きができず、府は学園の土地取得のめどが立たないと認可適当の答申が出せず、「鶏が先か卵が先かという問題だった」(府の担当者)という。松井知事は3月15日、森友学園の幼稚園で昭恵首相夫人が講演していたことなどについて、「そういうのを見て、(府職員は)この学校ができればいいなと思うだろう」と述べ、審査に影響したとの見方を示している。また、籠池氏は3月23日の証人喚問で、2015年10月(昭恵夫人が名誉校長になった翌月)、土地を購入する前に借りる期間をめぐって昭恵夫人にお願いをしたところ、夫人付きの政府職員から「希望に添うことはできない。本件は昭恵夫人にも報告している」というファクスが届いたと話した。そしてその後(2016年6月)、「財務省でどのようなことが起きたかわからないが、最終的に8億円余りも値引きされ、当時はびっくりした。神風が吹いた。何らかの見えない力が動いた」と述べ、昭恵夫人に問い合わせしたことが事態進展につながったという認識を示した。すでに昭恵夫人は名誉校長になっているのだから、もし、財務基盤問題などで認可が下りないことになれば、大問題になっていただろう。だから、24日証人喚問に立った佐川理財局長は、「早急に対応する必要があった。国交省に撤去費用を見積もってもらい、適正な価格で先方に売却した」と述べたのであろう。
こうしたことを否定するために、自民党は、昭恵夫人と籠池氏の妻とのメールのやり取りを紹介し、昭恵夫人の関与を否定しようとした。しかし、そのメールは3月中旬までも続き、かえって二人の関係が深いことを物語ることになった。安倍首相は3月24日、「本日、すべてのやり取りを公開することにした。100万円のやり取りもないことが、メールを見ていただければよく分かる」と述べているが、メールだけでは分からない。逆に昭恵夫人はメールで、「私もよくわかりませんが、色々気を付けなくてはいけないことがあります。私が関わったということは、裏で何かがあるのではと疑われないように、細心の注意を払わなくてはならないということだったのでしょう」などと述べ、自らの関与を自白しているのである。
(3)
いずれにしても、もし教育内容にも財政基盤や売却にも問題が無かったのなら、なぜ昭恵夫人は2015年9月から就任していた名誉校長を2017年2月23日に辞任したのか。また、籠池氏は3月10日になって突然認可申請を取り下げたのか。残る答えは安倍首相夫妻と自民党を守るための「とかげのしっぽ切り」としか言いようがない。 2年前の2015年、「戦争法案反対運動」の中で、『ABE is over』と『時の総理に身をまかせ』という2曲の替え歌を作った。一部の人には受けたのだが、残念ながら大ヒットには至らなかった。
その後「替え歌業界」からは遠ざかっていたのだが、この度(たび)、2年ぶりに替え歌を作ってみた。元歌は『ブルー・シャトウ』(作詞:橋本淳、作曲:井上忠夫)。「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」の1967年の大ヒット曲である。
題材は「森友学園」で、一見この曲とは関係が無さそうだが、実は関係はある。それは、「コンニャクつながり」。この歌が流行った頃、次のようなそれこそ替え歌が、ぼくたち子どもの間で流行っていた。
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森トンカツ/泉ニンニク(ニンジン?)/かコンニャク/まれテンプラ(テンドン?)/静かニンニク(ニンジン?)/眠〜ルンペン/ブルーブルーブルーシャトウ
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「ル」で始まる食べものが思いつかなかっただけだろうが、「ルンペン」だけ異質な単語であった。「差別的な響き」もあるかもしれないが、当時は「ルンペン・プロレタリアート」なんて言葉もあった。「革命の主体」として捉えていた人もいたようなので、そのまま紹介した。
・・・で、「コンニャク」である。「森友事件」の主要な登場人物の一人に、鴻池祥肇(よしただ)がいる。籠池から鴻池に金が渡りかけたとか、コンニャクが渡りかけたとか? 『ブルー・シャトウ』の替え歌にも登場したコンニャクに、何か因縁を感じてしまう。
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・・・で、最後に、今回作った替え歌である。これ、単純な発想なので似たようなことを考えた人がいるかもしれないが、2017年3月20日現在、ぼくはまだネットの中でも見ていない。著作権を主張しても、たぶんいいのだと思う。
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『ブルブル震えてるアベ・シンゾー』(作詞:TT、作曲:井上忠夫)
森友 疑惑に〜 か〜こ〜 まれて
静かに 眠れない ア〜ベ〜 シンゾウ
騒ぎが〜 終わるのを 待っている
暗くて〜 淋しい ア〜ベ〜 シンゾウ
きっとあなたは 真っ赤なウソを
ウソをつくのが〜 く〜る〜 しくて〜
涙をそ〜っと 流す でしょう
官邸を 警護に〜 守〜られても
静かに 眠れない ア〜ベ〜 シンゾウ
ブルブルブル震えてる〜 ア〜ベ〜
(2017/03/20丑三つ時)