「日の丸・君が代」の強制反対! 第4回 卒業式・入学式を考える集い(in市川)の報告 |
石井 泉・市原高校分会 |
私は立てない、歌えない | 渡辺厚子・「良心、表現の自由を!」声をあげる市民の会 |
国旗国歌/朝日の社説を添削する | T.T.0314(千葉高教組船橋支部「ひょうたん島研究会」) |
「予防訴訟をすすめる会」に参加して | 渡部秀清(船橋東高校分会) |
どうなる?生浜高校 〜中間まとめ〜 | 近正美・生浜高校分会 |
お知らせ |
2月26日(木)18:00から市川教育会館ホールで上記の集いが行われた。毎年この時期に行われ今回で第4回を数えるが、楽しみに待ち欠かさず参加させてもらっている。なぜ楽しみなのかというと、この集いが市民の方々を中心とした幅広い集りだからである。様々な市民運動関係者・地域の人々・生徒たち・子どもをもつ保護者・小中高校の教員が参加する。教員の所属組合も義務制の千葉県教組・全教市川、高校の千葉高教組とそれぞれ別だが、組織の枠をこえて主催者側に名を連ねている。地域の人々、関係者など皆で考えていく理想的な形だと思う。今回も平日にも関わらず約70名が集まり交流できた。
内容は、子どもと教科書全国ネット21事務局長の俵義文さんの講演・東京の教育現場の報告・千葉の高校問題に関する報告・参加者の意見交流・要望書採択だった。
俵さんは「身近に迫る『教育基本法改悪』について」という題で講演された。「教育基本法施行の年に生まれた私にとって、これを変えられるのは自分の人生を否定されるようだ」と語り始め、「改悪案はほとんど出来ている。教育を国家の統治行為(裁判権も及ばない政府の専権事項とする)とし、教育の目的を国益や国家優先とする。その方向は、・新自由主義と呼ばれる競争原理によるエリ−ト養成と差別・選別、・愛国心を植えつけることである。中教審答申が謳った『心豊かでたくましい日本人の育成をめざす』とは、大部分の国民を個人より国家を大切と考え不平を言わずに従う(=心豊か?)人間に育成し、一方で一部のエリ−ト(=たくましい?)人間を養成するものだ。戦前日本や外国の例が物語るように、国民の多くを兵士(人殺しができる、正当化できる)に育てられるのは、学校及び教育しか不可能である。現在の教育基本法が教育の目的は『人格の形成をめざし…個人の価値をたっとび…自主的精神に充ちた…』(第1条)とし、学校教育法が『…健全な批判力を養い、個性の確立に努める…』(第42条)としている。戦争国家作りを目論む勢力にとっては、是が非でも改悪したいのである。現在、東京などで強められた『日の丸・君が代』の強制、特に教員への強制もそのような教育を行うための一環である。ナチスが政権をとった当初、党員で最も多かったのは小学校教員、次は大学生だった。彼らがユーゲントを育てていった。では、どう彼らの攻撃に対してどう闘っていくか。そのヒントは、昨年12/23の日比谷の集会にあると思う。立場・主張をこえて一緒にやり成功させた。」など、教育基本法改悪の動きの背景や狙いについて幅広く話された。
次に短時間ながら2つの報告があった。一つ目は、都立高校の教員から「ここまで来た!『日の丸・君が代』の強制強化」というテーマで昨年「10・23通達」以後の様子が報告された。周年行事で「君が代」の際に起立しなかったり退場した10人が処分されたが当時の生々しい職務命令や監視体制の様子。東京都高等学校教職員組合は抗議声明・五大紙への意見広告(産経新聞を最初に)・署名活動を行い、そのほか「東京ココロ裁判」(「思想良心の自由」を守る)の提起や準備・228人の教職員による「予防訴訟(『君が代』斉唱義務不存在確定請求訴訟)」の開始など世論に訴える大きな闘いの運動に取り組んでいる様子が伝えられた。
二つ目は、生浜高校の教員から「県立高校統廃合問題」についての報告があった。集いの開始前に、生徒が涙ながらに「生浜高校(全日制)をなくさないで!」と県教委に訴えた11/27千葉市民会館での説明会の様子がビデオ上映され、参加者には生徒がいかに学校を愛しているか、県教委の説明が「なぜ生浜なのか」の問いに結局「とりあえず」としか答えられないほど生徒・教職員の思いを無視した役人的な空しい言葉であることが良く伝わってきた。また、生徒自身から署名活動が始まり正月返上で駅頭や近くの神社へ生徒が足を運び訴え14万筆も集めたこと、現在7本の請願を提出し今後3月議会を経て4月にどうなるか決定されるとの説明があった。
その他、第1期で生浜高校のように「統廃合」と発表されたが生徒や卒業生・地域の人々を巻き込んだ闘いの結果全日制の存続を勝ち取った松戸南高校の教員からの報告、市川市内の県立高校2校の教員から現在の卒業式での「日の丸・君が代」問題をめぐる状況・取り組みについての報告もあった。
今回の集いも、非常に内容の濃い講演・報告だった。幅広い市民や教職員の交流の場が継続され発展していることに勇気を感じる。主催者の方々に感謝したい。このような集まりがどんどん広がっていき、生徒や地域の人々とともに闘える運動を作れるように私も頑張りたいと思う。
2004年2月26日 市川市教育委員会教育長 西垣惇吉様
「日の丸」「君が代」の強制反対!卒業式・入学式 卒業式・入学式における旧の丸」「君が代」の取り扱いについての要望書 1999年8月、政府は国会内外で十分な議論をせず「国旗・国歌」法を強行に成立させました。しかし、「法制化」された以降も「日の丸」「君が代」の強制を許さない運動は、学校現場をはじめ、各地域でも教職員・保護者・市民が活発に展開しています。この事実は、「日の丸」「君が代」がいまだに全国民の間で認知されていない証明ではないでしようか。そもそも「日の丸」とは、戦争中に日本軍が「日の丸」を先頭にアジア各国を侵略しました、そして侵略した地域で「日の丸」を掲げ、侵略戦争の「シンボル」となった事実があります。また「君が代」は、戦争中の小学校の教科書には「この歌は、天皇陛下めお治めになる御代は、千年も万年も続いて、お栄えになりますように、という意味で国民が心からお祝い申し上げる歌であります」と書かれてあります。 まさに主権在民の原則と相容れないものです。私たちは、子どもたちの門出を祝う卒業式と、温かく迎える入学式で大切なことは、「子どもたちの未来」を励ますことであり、子どもたち、教職員、保護者にとって心に残るものとしてあるのだと思います。 しかし、現状では「式次第」の中に「国歌斉唱」が取り入れられ、式場には「国旗」が掲揚されています。このような行為は「強制」以外の何ものでもなく、憲法第19条の思想・信条の自由を侵害するものに他なりません。また、いくつかの高校などでは「卒業生の高校生活の最後を飾る重要な行事」と卒業式を位置付け、生徒が試行錯誤しながら、ホームルームなどで議論をし、「卒業式の要望書」をつくり、校内で定められたルールに則って承認を得た、「日の丸」「君が代」のない卒業式が教育委員会からの一方的な「命令」で破棄された事実などがありました。 このようなことは、政府の「いかなる意味でも『国旗』『国歌』を強制するものではない」と言明した国会答弁に反するものであり、さらには、生徒の「意見表明権」と学校運営への「参加権」を侵害したと言えます。 そこで私たちは、以下の点について要望し、文書で回答していただきたくお願い申し上げます。
以上。 |
昨年10月23日、東京都教育委員会は、全都立校に対して「日の丸」への敬礼行為、ピアノ伴奏による「君が代」斉唱、壇上使用や服装に至るまでの指示を出し、守らなければ服務上の責任を問う、即ち処分をするとの通達を出した。区市町村教育委員会も、小中学校に対してほぼ同様の通知・通達を出した。
通達直後に行われた都立校周年行事は、年休すら認めようとはしない異様な事態となった。立てない障害児を抱えてでも「日の丸」に向かって立たせろとの校長発言もあった。校長達は逐一都教委にお伺いをたて、自校教職員全員に職務命令を文書で渡した。都教委は前夜、式場点検にやってき、当日は5〜8名(学校によって異なる)不起立者の現認の為来校した。事情聴取を行い、今後不起立を繰り返せば、分限免職だと脅かした。
今年の3月卒業式、4月入学式はこのような厳しい強制と処分という恫喝の下で行われようとしている。
私は、2002年4月都立大泉養護学校の入学式において、「日の丸・君が代」の強制に反対し、手描きのブラウスを着て座った。ハートに鎖、四角枠に赤丸と斜線の模様だ。
当時私は、「国旗国歌法」制定(99年)を機に格段に強まった「日の丸・君が代」の強制に、このまま屈し、後退するばかりでよいのかと大きな危機感をもっていた。強制は、思想信条の自由を脅かす。子供たちに対し、強制したり、同調圧力を加える者になってはならない。子供たちと私自身の良心の自由を守る為、不服従であることを式場でも明らかにしなければならないと思ったのだった。
入学式は、混乱なく終了した。ところが、11月にもなってから、ブラウス着用は信用失墜行為にあたるとして、「戒告」処分が出された。戒告とは、昇給延伸、勤勉手当10%カット、履歴記載というもので、初めての処分としては重い。(通常、文書訓告)
現在、東京都人事委員会に不服申立し、争っている。審理は、昨年12月から始まり3月9日保護者証言、3月31日2時より本人尋問がある。わずかこの4回で、審理を打ち切ろうとしている。結論先にありきの審理進行で、まことに腹立たしい。くつがえすために沢山の方の傍聴をお願いしたい。
つくづく振り返っても「日の丸・君が代」の強制は、学校自治を破壊し、憲法に保障される良心の自由を侵し、行政の学校支配をほしいままにさせる糸口であり、集大成であると思う。強制が強まれば強まる程、憲法はないがしろにされ、戦争が近づく。
父は「満洲」に行き、家族を亡くした。父からは一言も聞いたことはない。口に出せないつらい思いをして、日本に帰って来た。
父の上司は、いち早く敗戦の日あることを知り、父達には内緒で、自分だけ家族をつれ日本に引き上げた。
私は、中国の東北部の松林の中にねむる生後間もない乳呑子と、ピアノが上手だった若い妻の存在を忘れるわけにはいかない。死の間際、子を頼むと合掌した母。一声号泣して逝った子。彼らの生きた証が、私を通して存在しなければどうして浮かばれようか。
父の晴れることのなかった胸の奥底の苦しみ。この因は、天皇によって始められた戦争だ。叔父は、空っぽの白木の箱で帰ってきた。
私は自分の存在をかけ国家によって殺された家族の口惜しさ、悲しみを忘れてはならないと思っている。
「日の丸」を崇め、「君が代」を歌うことは家族の歴史においてできない。
13年前、初めて中国東北部を訪れた。平頂山の目を背けたくなる虐殺現場。その中には、幼子を被う母子の人骨もあった。
ついに、自衛隊がイラクへ侵略派兵される今、再び他国の民衆の悲惨な死を、日本兵がもたらしてしまうのだろうか。やがては日本人自身も沢山死んでいってしまうのだろうか。 父達の受けた苦しみ悲しみは二度と味わってはいけない。アジアの民衆に強いた苦しみ、悲しみを決して再び繰りかえしてはならないのだ。
この時代状況下で、都教委はお国のために身を捨てる子供を作るため、我々教員を従順な手先にしようと躍起だ。その最大の中心軸が「日の丸・君が代」への隷属だ。不服従なら免職等大処分が待っている。
しかし今、我々教員が処分を恐れ、抵抗をやめたらどうなるか。
私は立てない、歌えない。
心細いし、恐怖もある。しかし生を受け一度限りの人生を歩んでいるなら人間にとって最も大事な生命、人権を守る生き方を私は選びたい。ささやかな「良心の抵抗」が潰されないよう、力を貸してください。
3月18日の朝日新聞の社説があまりにヒドイので、添削させていただく。
まずタイトルが最低。「国旗国歌/大人がムキになる愚」。この「大人」は、日本人の大人と読むにしろ、日本在住の大人と読むにしろ、どちらにしても「大人一般」としか読めない。社説自身を見てもらえば分かることだが、ここで「ムキに」なっているのは都教委なのだから、タイトルは中身そのもの通り「都教委がムキになる愚」とすべきである。
実はこの社説、中身はけっこうまともで、「突出しているのが東京都教育委員会」とか、「起立せず」「歌わない生徒の多い学校を」「調査」し「生徒の行動に影響を与えたと判断」し「教師を処分」すれば「生徒には」「心理的な圧迫がかかる」とか、「都教委のやり方はいきすぎだ」とか書いてある。
「タイトルを除けば、けっこう良い社説だな」と評価しながら読み進んだのだが、最後の最後で裏切られてしまった。
最後の段落は、わずか2つのパラグラフからなっている。そして、前半には「卒業式や入学式は子どもたちにとって大切な思い出になる」と書いてあるのだから、後半は「都教委はムキになるのを止めよう」になるに決まっている。そう確信しながら末尾の文を読んだ。
だが、しかし・・・、実際の末尾は違った。「大人たちが不毛な対立を持ち込むのはもうやめにしたい」。
この国が民主的な国なら何も言うことはない。それぞれの学校が民主的で職員会議で式の内容を決定し、その結果としてたとえば7割の学校で国旗国歌が行なわれ、残りの3割では行なわれていないという状況なら、この社説のような「公正中立」な書き方もあり得るかもしれない。
だが、この社説自身が末尾の一文を除いて明確に主張しているように、圧倒的な暴力の下で国旗国歌の強制が行なわれているのだ。こんな状況下で「公正中立」があり得ると考えているとしたら、「極楽トンボ」だとしか言いようがない。
民主主義の側に身を置くつもりが朝日新聞に本当にあるのなら、末尾は、「都教委は『不毛な』強制を『持ち込むのはもうやめに』してもらいたい」と書き換えるべきだ。
添削前の社説そのままを採点すれば、25点の赤点にしかならない。
(04/03/24)
3月27日(土)、「予防訴訟をすすめる会」の原告・会員集会が東京で開かれました。この中で、まず、3月22日に開かれた第一回口頭弁論の様子が報告されました。
都教委は門前払いにしようとして罪状認否に応じませんでした。またこれまで多くの高校で行われてきた「内心の自由の説明」についても、そんなことはなかったと否定しました。3万円の慰謝料を要求されている東京都も、罪状認否については同じようなことを言いましたが、裁判長からは陳述するように促されました。
原告からは3名が陳述しましたが、弁護士は「裁判長の魂を揺すったと思う」と述べました。また沢山の人(約150人)が駆けつけ、弁護士は「上々の滑り出し」と評価しました。次回からは一番大きな法廷になるそうです。
第二回公判は、5月6日(木)13時30分〜 東京地裁103号法廷
第三回公判は、6月17日(木)13時30分〜 東京地裁
次に、卒業式をめぐる状況が報告されました。
都高教が何もしないなかで、会では「ホットライン」を設けたということです。中には「職場で立たないのは一人、しかし予防訴訟の仲間がいるから座れる」と言ってきた人もいるそうです。また200人が処分を覚悟で不起立を貫きました。
弁護団は3月2日に、代理人として都教委に「申し入れ」をしました。その中では、今後呼び出しなどがある場合、すべて弁護団を通じてと要求しました。
都教委は、早々と3月18日から不起立者の呼び出しを開始しました。その一つ一つに弁護団は全力で対応しました。中には、この間ほとんど寝る間もなかった方、遠く八丈島まで行った方もおられました。
しかし、都教委は立会いを認めず、その結果80人近くが事情聴取に応じないことになりました。都教委は、これを「拒否した」と解釈し、3月30日には処分を出してくる予定だそうです。
弁護団は3月27日、「再申し入れ書」を都教委に提出しました。その中では、法的根拠も示さず弁護士を立会いに認めないことの不当性、またこのまま3月末までに処分を出すことの不当性、を述べています。
次に、新聞報道された板橋高校から報告がありました。3月4日の卒業生を集めての説明会では、内心の自由については校長が説明をしたとのことでした。卒業式当日(11日)、3年生の多くが着席したところ、土屋都議(民主党)は「立て!」と怒鳴りました。また教頭は「内心の自由で座っている者以外は立て!」と言いました。そうしたら生徒から「内心の自由があるだろう!」と言う声が返ってきました。
式そのものはいい卒業式だったそうです。しかし、式終了後、教員は不起立も何もしていないのに、校長室に呼ばれ事情聴取されました。
当日都教委からは、計9名の役人が来ました。
19日には、13名の都教委の役員に事情聴取を受け、メモも許されず、署名・捺印も求められたということです。26日には、警官が13名来て、2対1で担任団への事情聴取(一人3時間半ずつ)が行われたということです。
また、生徒の不起立者の多かった志村高校からの報告もありました。板橋高校の3日後(22日)、都教委から7名が来ました。その事情聴取の不当性について、次のように述べていました。
さらに、集会では、「不起立宣言」をした渡辺厚子さんからも発言があり、これは単に教員の人権問題ではなく、子どもたちの将来にかかわる大きな問題だと強調されました。また、弁護士さんは警察が入ることが異常であること、警察の事情聴取に応じたり、署名・捺印などする必要はないことを強調しました。
今後のことについては、弁護士団から、「処分がでたら、すぐ反撃するため、不服審査請求をすぐ起こし、入学式への体制をつくるようにするのがよい」との意見が出され、その方向で準備を進めることになりました。
また、根津公子さんから、義務制の被処分者も明日集まる、すぐ申し立てをしたい、合流できないか、という声も上げられました。
保護者は3月31日外国人記者クラブで会見するそうです。連帯の輪は確実に広がりつつあります。情勢は確かに厳しい。しかし、熱気と展望のある集会でした。
2003年11月19日の千葉県教育委員会会議で了承された千葉県高等学校改編計画第2期プログラム案を20日の新聞紙面で突然知り、生浜高校の在校生、保護者、同窓生、地域住民は驚き、戸惑い今日に至っています。
しかし、この間、在校生を中心に保護者、同窓会、地域住民によって生浜高校を守る活動が様々に繰り広げられました。県教育委員会へは5本の請願書、県議会にも4本の請願書が提出され、県教育委員会への要望署名には約145000筆の署名が寄せられています。
このような、運動の盛り上がりは全国でも稀なもので、140000筆を超える署名を一つの高等学校の改編問題で集めたのは、大阪府の高槻南高校と生浜高校の2校と聞いています。その結果として、3月16日の千葉県議会文教常任委員会では地域住民、同窓会、PTAから提出された請願書が全会一致で採択され、18日の県議会本会議でも採択されました。
また、生浜高校を守る会は、3月4日に140000筆の署名を添えて県教育委員会に要望書を提出し、請願書を提出しその一部が採択されました。県教委も「生浜高校の全日制を何らかの形で残し、生浜高校の学校文化、伝統が活かされる三部制定時制高校の設置を工夫したい」と答えざるを得ないところまできています。
しかし、今後の生浜高校がどのような形になっていくのかは未だ見えていません。第2期改編プログラムの計画決定は4月、あるいは5〜6月とも言われますが、県議会で採択された請願書に「今後とも誠実に話し合いをしていきます」という文言があるように、11月19日の唐突、突然の発表が行なわれることのないことを強く県教育委員会には要望しています。
わたしたちは、できることなら今まで通りの落ち着いた生浜高校でありたいと願っています。しかし、県教委は突然に改編計画を発表し、わたしたちは怒涛の「政治」の渦の中に叩きこまれることになりました。そして、その渦の中で子どもたちは即座にこのことの事態を理解し、活動をはじめ、その活動に励まされて大人たちも生浜高校を守る活動を続けてきました。党派的運動でなく、幅広く横断的な運動を組織し、権力に分断されなかったことが成果を上げたと思います。
今後の方向として、よりよい生浜高校を作り上げるためにどのように考えていくべきか、最低限のこととして、1学年の5クラスを要望していきます。つまり、現在の学校規模を要求するということです。第2番目には三部制定時制高校の設置の仕方については、現在の生浜高校職員や在校生、保護者などとともに誠実に話し合いながら決定していくことを県教育委員会に迫っていきます。現時点ではそのような場すらないのが現状です。いくらわたしたちが良い案を持っていっても、その意味について説明する場すらないのです。そのようなやり取りのできる場こそ大切であり、そこから「今」の生浜高校を発展させていくような「新しい」生浜高校ができるものと信じています。今後ともみなさんのご支援とお知恵をおかしいただければと、思います。
3月13日(土) 〜 |
「アフガン零年」ロードショー 10:40,12:40,14:40,16:40,18:40 (休館 3/15,22,29,4/5,12,19,26,5/10) |
東京都写真美術館ホール (恵比寿7分,ガーデンプレイス内) |
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3月20日(土) 〜 |
「ヒバクシャ−世界の終わりに」モーニングショー | ユーロスペース(渋谷南口2分) | |
4月3日(土) | 13:30〜 | 子どもは「お国」のためにあるんじゃない! 4.3教育基本法改悪反対・大阪集会 斎藤貴男 |
大阪市北区民センター (扇町公園となり) |
4月3日(土) | 14:00〜 | 教育改革タウンミーティング ‐教育改革の推進と教育基本法の改正‐ 要申込 |
置賜文化ホール(山形県米沢市) |
4月3日(土) | 16:15〜 | イラク派兵反対・次をどうする! | 日本キリスト教会館6F |
4月4日(日) | 10:30〜 | 都立学校卒業式交流会 | 三鷹市公会堂 |
4月4日(日) | 13:30〜 | 美ら海・美ら山コンサート 海勢頭豊 | 府中グリーンプラザ(京王線府中2分) |
4月4日(日) | 13:30〜 | どうなっちゃうの、子どもたち・学校 大内裕和 | イノウエホール(JR,小田急登戸5分) |
4月4日(日) | 13:30〜 | もうヒバクシャをつくらないために | 船橋市勤労市民センター(船橋南口5分) |
4月5日(月) | 18:30〜 | グループ武器をつくるな!うるな!公開学習会 池田五律 | 文京シビックセンター4F(地下鉄後楽園) |
4月9日(金) | 18:30〜 | イラク派兵NO! STOP!有事法制 守ろう!平和といのち4.9集会 | 日比谷野外音楽堂 |
4月10日(土) | 13:30〜 | 日本と沖縄のいま 中村文子 | 全逓会館ホール(水道橋西口3分) |
4月10日(土) | 14:00〜 | 「国民保護」法案に反対する4.10集会 西川重則他 | なかのZERO(中野5分) |
4月10日(土) | 14:00〜 | 滝沢事案勝利2周年記念学習会「教職員のメンタルヘルス」 | 千葉県労働者福祉センター(市役所前) |
4月11日(日) | 13:30〜 | 4.11緊急共同集会 共謀罪・警察大増強・イラク派兵反対! | 京橋プラザ区民館(地下鉄宝町,新富町) |
4月11日(日) | 13:30〜 | 「黄土の村の性暴力」出版記念会 | エルナードホール(亀戸駅ビル6F) |
4月12日(月) | 18:30〜 | 初めて明かされるサマワ帰還米兵、イラク住民の 劣化ウラン被曝! 緊急報告集会 ドラコビッチ博士 |
文京区民センター2F(地下鉄春日) |
4月13日(火) | 18:30〜 | 4.13国鉄闘争支援大集会 | 日比谷公会堂 |
4月14日(水) | 18:30〜 | 初めて明かされるサマワ帰還米兵、イラク住民の 劣化ウラン被曝! 緊急報告集会 ドラコビッチ博士 |
エル大阪709 |
4月15日(木) | 18:30〜 | イラク占領-アメリカの野蛮化と日本の地獄化 三木亘 | 劇団展望(阿佐ヶ谷南3-3-32) |
4月16日(金) | 19:00〜 | 命と平和を歌う:梅原司平コンサート | 市川文化会館小ホール |
4月17日(土) | 13:30〜 | 珠洲・巻の風を六ヶ所へ 桑原正史,桑原三恵,北野進 | 千駄ヶ谷区民会館(原宿7分) |
4月17日(土) | 14:00〜 | 救援連絡センター設立35周年の集い | 文京区民センター3F(地下鉄春日) |
4月17日(土) | 18:00〜 | Stop War! World Action | 宮下公園(渋谷) |
4月17日(土) | 18:00〜 | 石原-横山都教委糾弾のネットワーク結成準備会 | 渋谷勤労福祉会館(渋谷パルコ前) |
4月17日(土) | 18:10〜 | 「少年義勇兵」上映会 高嶋伸欣 | ランドマークタワー13F(桜木町) |
4月17日(土) | 18:30〜 | シリアとパレスチナ問題 青山弘之 | 中野区立商工会館(中野北口7分) |
4月18日(日) | 13:30〜 | 「インターハイ」(高校総体)と学校体育 谷口源太郎 | アミュゼ柏(柏東口7分) |
4月19日(月) | 16:00〜 | 中国人元「慰安婦」裁判第2次訴訟控訴審 | 東京高裁822 |
4月20日(火) | 16:30〜 | 国立二小不当処分撤回裁判 | 東京地裁619 |
4月20日(火) | 18:30〜 | いろりばた会議「核融合日本誘致問題と日本核武装」槌田敦 「劣化ウラン・原発の最新情報」山崎久隆,柳田真 |
たんぽぽ舎 |
4月21日(水) | 18:00〜 | 戦争のための「司法改革」に反対しイラク撤兵を求める集い | 弁護士会館2Fクレオ |
4月22日(木) | 10:30〜 | 小泉ヤスクニ訴訟 | 千葉地裁 |
4月22日(木) | 18:30〜 | 植民地支配責任をどうのように定立するか 板垣竜太 | 新宿リサイクル活動センター (高田馬場3分) |
4月24日(土) | 10:00〜 | 教育基本法改悪ストップ!中央集会 佐藤学,高橋哲哉他 | よみうりホール(有楽町駅前) |
4月24日(土) | 14:00〜 | 「草の乱」船橋上映委結成記念講演 神山征二郎 | 船橋市役所602(船橋南口15分) |
4月24日(土) | 18:30〜 | 増田さんの本の出版を祝う4.24集会 増田都子,田中哲朗他 | 文京区民センター(地下鉄春日) |
4月25日(日) | 10:00〜 | 日中友好協会千葉支部"踏青"の集い | 船橋県民の森 |
4月25日(日) | 10:30〜 | イラク国際戦犯民衆法廷兵庫公聴会 | 神戸シーガルホール(JR神戸7分) |
4月25日(日) | 13:00〜 | ムンバイの熱気を吸い込もう(世界社会フォーラムの報告) 丸山重威、河添誠 |
文京区民センター(地下鉄春日) |
4月25日(日) | 14:00〜 | 《憲法は今》ピースアクション21連続講座 石埼学 | 文京区民センター3F(地下鉄春日) |
4月25日(日) | 15:30〜 | チェルノブイリ18周年救援コンサート ナターシャ・グジー他 | セシオン杉並(地下鉄東高円寺5分) |
4月26日(月) | 14:00〜 | 多摩中根津さん人事委員会審理 | 都庁第1庁舎北39F人事委員会審理室 |
4月27日(火) | 13:15〜 | 5.27臨大弾圧裁判 | 東京地裁 |
5月3日(月) | 5.3憲法集会 | 日比谷公会堂 | |
5月3日(月) | 改憲阻止でたちあがろう! 5.3集会 | 杉並区立産業商工会館(阿佐ヶ谷南口) | |
5月5日(水) | 10:30〜 | 子どものためって、本当? | 千葉市文化センター3F |
5月5日(水) | 13:30〜 | 千葉県子どもタウンミーティング かがやけ☆子ども時代! | 千葉市文化センター3F |
5月11日(火) | 18:10〜 | 女性たちの平和集会・イラクに平和を! | 津田ホール(JR千駄ヶ谷) |
5月15日(土) | 14:00〜 | 「中国山西省の女性たち」 ビデオ&トーク 〜第2次大戦中の旧日本軍による性暴力被害調査〜 |
BIZ新宿(産業会館)多目的ホール (丸ノ内線西新宿4分) |
5月16日(日) | 14:00〜 | 天木直人&伊藤真のスーパートークライブ | 九段会館(地下鉄九段下) |
5月21日(金) | 18:30〜 | 守ろう!平和といのち大集会 | 明治公園 |
5月22日(土) | 13:00〜 | 憲法・教育基本法改悪反対 5.22市民集会 | 千代田公会堂(地下鉄九段下) |
5月22日(土) 〜23日(日) |
13:00〜 〜12:00 |
平和教育研究交流会議 22「犠牲の論理-『靖国』を問う」高橋哲哉 実践交流 23興隆の旅学習会「今なぜ興隆なのか」仁木ふみ子 |
専修大学神田校舎8F |
5月27日(木) | 16:00〜 | 石川中裁判判決公判 | 東京地裁八王子支部401 |
5月29日(土) | 13:00〜 | 教育基本法改悪反対! 5.29千葉県民集会 | 千葉県教育会館大ホール |
5月30日(水) | 13:30〜 | べてるの家がやってくる! 「昆布も売ります、病気も売ります」 | 千葉県教育会館大ホール |